環境への取り組み

ふっ素樹脂廃棄物リサイクルの取り組み

2021年3月 環境委員会

 日本弗素樹脂工業会では、毎年ふっ素樹脂製品廃棄物の調査を行い、外部委託(埋立など)・自社再生・有価売却の調査を行っております。

 ふっ素樹脂は耐熱・耐候性・耐薬品性を有し最も化学的に安定しているプラスチックの一つです。そのため廃棄物処分方法の基本は、埋立てとなります。ふっ素樹脂の焼却には、有害なガス発生するため、それに対応した排ガス処理設備が必要となります。よって工業会では、廃棄物を安全に処分出来る様に、廃棄物処理業者を調査し問題発生を未然に防ぐよう活動をおこなっています。
 また、廃棄物を細かく分類し、再利用可能な材料とすることで、有価リサイクルに積極的に取り組んでいます。

 平成31年(2019)4月~令和2年(2020)3月までの令和元年(2019)期間の調査では、工業会会員、協力会員の ふっ素樹脂を含んだ廃棄物総量は、2,890tでした。
これを集計上、ふっ素樹脂樹のみとした場合の換算廃棄物総量は、2,450tとなります。
この集計をグラフ化したものを以下に示します。

リサイクル率

 リサイクル率は75%を継続しており、今後も廃棄物の減少に継続して取り組んでまいります。処分方法の詳細は、ふっ素樹脂製品取扱マニュアルに記載していますので、ご参照ください。

以上